木造建築・構造工学研究室
Timber Architecture and Structural Engineering Laboratory
東洋大学理工学部建築学科 高岩研究室
Timber Architecture and Structural Engineering Laboratory
東洋大学理工学部建築学科 高岩研究室
NEWS
2026/09/9-11 吉沼大季さん,瀧澤日菜さん,堀江夏樹さん,元木勇希さん,齋藤滉希さん,石黒龍司さん,北原敦至さん, 竹蓋理沙さん, 中谷友香さんが安田女子大学で開催される2026年度AIJ大会で発表します.
2026/03/23 中條龍磨さんが2025年度東洋大学建築学科卒業論文賞を受賞しました🎊
2026/03/23 割谷壮貴さんが2025年度理工学部グローバルリーダー賞を受賞しました🎊
2026/03/19 洪政延さん,鯨井千陽さんが2025年度東洋大学校友会学生研究奨励賞を受賞しました🎊
2026/02/20 吉沼大季さんが2025年度キャンパス間合同研究交流会において最優秀ポスター賞を受賞しました🎊
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先端技術で伝統木造建築を守る我が国の木造建築の歴史は長く,人類が定住生活を始めた先史時代まで遡ります.そこから長きにわたり,先人たちは「経験」と「勘」によって木造建築を構築し,その伝統を脈々と継承してきました.
高岩研究室のミッションは,「歴史的建造物の持つ伝統的な経験則を,現代工学の言語へと翻訳する」ことです.現代の構造工学をもってしても未だ完全には解明されていない伝統木造建築の諸特性.私たちは,その長い歴史の中で培われた建築の知恵を紐解き,最新のテクノロジーと掛け合わせることで,未来の建築の可能性を切り拓く研究を行っています.「伝統木造建築=古いもの」というイメージを持つ方もいるかもしれません.
しかし,歴史を振り返るとその実態は全く異なります.実は,いつの時代の技術者たちも,その時代の最先端の技術を駆使して伝統木造建築を創り,守ってきました.決して,古い形をそのまま盲目的に守ってきたわけではありません.例えば,大陸から大規模な木造建築技術を取り入れたり,近代に西欧工学が導入された際には鉄を用いたりと,常にその時代の最先端を組み込んできたのです.このように,時代の先端技術を用いることで,未来に対して技術のバトンを受け渡してきました.
この「挑戦し続ける姿勢」こそが我が国の建築における真の「伝統」であり,「伝統木造建築」とはそのような精神が宿った建築を指すのだと思います.この偉大なる伝統を未来へと継承するため,高岩研究室は幅広い分野の先端技術を学びながら,様々な研究に日々挑戦しています!
高岩研究室を希望する方へ伝統木造建築の多くは,私たちが生まれるよりもずっと前から,数多くの人々が関わり,修理・修復を繰り返すことで今日まで現存してきた貴重な財産です.研究の対象が「歴史的価値の高い建築」であることを深く自覚し,先人への敬意を持って研究活動に臨める人を望みます.
また,研究で得られた工学的知見は,社会へ還元して初めて伝統木造建築を守る力へと変わります.そのため,学会での発表や論文の投稿などに主体性を持って積極的に取り組める人を希望します.研究のさらなる高度化を目指して,大学院へ進学する人も大歓迎です.
さいごに……未来のことは誰にもわかりません.今学んでいることが,将来どのような形で結びつくかも予測不能です.だからこそ,今の限られた知識や経験だけで未来を先回りしようとするのではなく,「今,本当にやるべきこと」を見極め,目の前のことに全力で取り組んでみてください.学生時代は皆さんが思っているよりも短く,限られたかけがえのない時間です.その時間を,一瞬たりとも無駄にしてほしくありません.皆さんと一緒に建築学を研鑽し,新たな未来を切り拓ける日を楽しみにしています!